加藤 寓

寓(ぐう)とは「仮住まい」の意・・・生まれてから死ぬまでの「人生」も、仮住まいなのかもしれない

樹木葬

家内をお預けしたのは岩手県一関の「地勝院」というお寺。
http://www.jumokuso.or.jp/description/

家内が健在な頃、ぽつっと「私達、お墓は要らないよね…」と話し出した。
私自身もそれには同意だった。
それならば、どうするか「散骨」か「樹木葬」か…
そんな話を、するまでもなく彼女に病が発見され入院となった。

ステージⅣの胆嚢癌だった---余命は一年半
この辺も、改めて経緯を記録しなければと思う。

◆このお寺は年に2回ほど東京のホテルなどの会議場を使って樹木葬の趣旨説明会を開いている。

私が参加した時は300名ほどの参加者が居たが、殆ど女性で男性は私含め片手に余るほど…
やはり女性の方が残されるケースが多いのか、連れ合いと一緒の墓には入りたくないとか色々の事情が有るようだった。

◆東京近郊の「樹木葬」墓地も探したが、なんだかしっくり来ない。そんな時このお寺を発見した。葬儀が目的ではなく自然保護活動の一部として、埋蔵地のお山を確保し・監理していくという趣旨だった。地元以外からの植物(仏花も含め)は持込禁止だったりする。
墓所ではないので「埋葬」ではなく「埋蔵」と呼ぶらしい

そして平泉・一関・松島は(数少ない)彼女と旅をしたところでも有った。
…何かの「縁」を感じた。